コラム

漫画ドロヘドロ 18年間の幕を閉じ遂に完結

叉市(またいち)

またいち ゆるいハクスラ・トレハンゲームが大好きです。基本的にオンラインゲームだろうがソロプレイ。まったりとそこそこやりこむ人です。

長く続いた漫画って終わると嬉しいような、哀しいような。

 

 

こんにちは、叉市です。

 

 

20~30巻位で綺麗に終わって頂けると丁度良い感じなのかなぁ。長く続いたのに未完になるのが一番辛いですよね…。

 

 

今回は危うかったけどキチンと終わった漫画のお話です。

 

 

ドロヘドロってどんな漫画?

分類的にはダークファンタジーになるかと。

 
ドロヘドロ(1) (IKKI COMIX)

一見現代風な世界感なのですが、普通の人間と魔法使いが住む世界、そして地獄が存在します。主人公の『カイマン』は魔法によって頭をトカゲに変えられたしまった記憶喪失の男。友達(恋人未満?)の餃子屋『ニカイドウ』と協力して、記憶と自分の本当の顔を探すというお話です。

 

 

魔法使いは個人で使える魔法が違います。傷を治せるもの、人をバラバラにするもの、キノコに変えるものetc.

 

 

魔法使いは使える魔法によって差別化されます。

 

有用な魔法が使える >>> 魔法が弱い・有用でない >>>> そもそも魔法が使えない  

 

 

有用な魔法が使えるものは権力者であったり、悪魔に認められ優遇されたり、試験を受けて自分が悪魔になれたりします。一方魔法が使えないとほぼ人権(?)がありません。

 

 

魔法使いにとっては魔法が使えないものは奴隷に等しい感じですね、だから基本魔法の使えない人間は実験台です。エリートクラスでない魔法使いはしばしば人間の世界に来て、人間を実験台に使っていました。そんな世界で主人公『カイマン』は魔法使い狩りをしているのです。

 

 

ドロヘドロ 独特の絵柄・感性がハマる

魔法使いとの戦いはスプラッター的な要素が高くて、エグイ表現が多いのですがあまり嫌悪感は抱きませんでした。

 

 

特徴的な絵柄とキャラクターが持つ明るさのせいでしょうか?

 

 

コミカルにそして少しズレて会話するキャラクター達が、そういった惨劇の現場を面白おかしく和らげていきます。ブラックユーモア的なやつですね。

 

 

また大きなゴキブリのキャラクターもいたりしますが、始めは『気持ち悪いかなぁ』と思っていましたが、慣れてくると愛嬌があり且つ主人思いの良い子と印象が変わります。さすがに彼(?)が表紙を飾る事はありませんでしたが(笑)

 

 

悪魔に関しては本当は恐ろしいはずなのに、作中はただの特化趣味・オタク集団です(笑)。悪魔なのに表現おかしいけど良い人。でも気分を害したらとんでもないことになします。


ドロヘドロオールスター名鑑完全版

設定だけでも楽しめちゃう感じですね。

 

 

ドロヘドロ 連載は苦難の道?

2000年に【スピリッツ増刊イッキ】、そこから【月刊IKKI】で連載されていました。この時期が一番長くて約14年間の連載。初期のカイマン達は少し細身に描かれていましたね。それが段々とマッチョキャラになっていきました。絵柄は書き込みが多きなったかな?という感じであまり大きくブレたという印象はないです。

 

 

つまり『あれ?これ誰だ?』と言うほどキャラの見た目が変わったと言うのはなくていい感じです。

 

 

2014年に【月刊IKKI】が休刊。この時はもうドロヘドロ読めないの???って心配しました。この時19巻で終わると予定されていた単行本でしたが完結してなかったからです(笑)。

 

 

そして2015年に【ヒバナ】という雑誌に移籍、これで安心かと思われましたが2017年9月で刊行終了。

 

 

マヂで??またまだ終わってないよ???

 

 

と再び不安になるも【ゲッサン】に再移籍。2018年の10月号において、めでたく無事完結となりました。

 

 

いや本当に良かった…(涙)

 

 

長く続くのは嬉しいのですが、話に終わりが見えなかったりすると別の意味で心配になってしまいます。グイン・サーガは仕方ないとしても、ガラスの仮面とかベルセルクとか…。その点こち亀は偉業ですよね。

 

 

ドロヘドロ 最終話はどうなった?そして楽しみだった【魔のおまけ】

若干のネタバレか?細部には触れません。


ドロヘドロ (23) (BIC COMICS IKKI)

が、大勢の読者が予想していたような結末だと思います。若干のご都合的なものもありましたが、作品を通して大笑いではなく『ニヤリ』や含み笑いを終始貫いた気がします。

 

 

それは最後の【魔のおまけ】でも描かれていました。何はともあれカイマンとニカイドウに幸あれといった所でしょう。

 

 

そして作者・林田球先生、長期連載お疲れ様でした。良い作品を有難うございました。

 

 

ドロヘドロ フィギュアやファッションまで

コミックだけでなくフィギュア、小物・Tシャツ・パーカー等もありました。現在はほぼSOLD OUT

 

 

独特のデザインはかなりの人気を博していたようです。当時はお値段結構お高めだったのにほぼ売り切れですからね。

 

カイマンフィギュア…超カッコイイ!

 

 

次回作はどうなるのかな…本当に終わってしまったのが嬉しいけど寂しい。

 

 

あの独特な世界観でスピンオフ的なもの書いて頂きたいですが、こういう気持ちが起ると言うのは良い作品なんだなとつくづく思います。

 

 

最近叉市が読んでいた漫画が少しづつ完結していってます。何だろうなぁ、育った娘がお嫁に行く時の気持ちをもっと小さくしたような感じなのかな?(若干意味不明)。

 

 

人それぞれそういった漫画や小説があるのは素晴らしい事だと思います。

 

 

『あ、そういえば昔に読んでたアレって途中で読むのやめたけどどうなったかな?』

 

 

何てのがあれば、調べてみるのも面白いかも知れませんね。そしてまたハマるかも(笑)。叉市は結構あるなぁと思いながら終了です。

 

 

最後まで読んで頂き有難うございました。

 

ドロヘドロ


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